AHKの使い方で私が思いついたのは、独自にコードスニペットを組むことです。
今回は、低機能エディタ限定でのコードスニペットを作成しました。
低機能というと独自にifの後に{}が入力されないとか、インデントが入力されないとかが当てはまると思います。
私はそれが煩わしかったので自分で作ってしまいました。
それはメモ帳でもソースコードを書くことができる仕様になっています。
スニペット自体はC/C++寄りなので、独自に書き換えてカスタマイズしてもらっても構いません。まあ、普通はみなさんそうすると思います。
Visual Studio や Vim などの高機能エディタの場合は、上手く機能しませんのでご了承ください。
高機能エディタは高機能であるがゆえに、独自路線の機能が盛り込まれていますので致し方ありません。
というよりそのような高機能エディタには元々コードスニペットが備わっていますので、自分が作ったコードスニペットは要らないかと思います。
というわけで、低機能エディタ用のコードスニペットを紹介します。
ソースコード
ファイル作成の手順とコンパイルの手順は、「AHK | はじめに」という記事に書いていますので、そちらをご覧ください。
以下がソースになります。
複数のahkファイルで分けても良かったのですが、今までと同じように一つのファイルにまとめた方が分かりやすいのでそうしています。
コピペするかページの下にあるzipをダウンロードしてください。
使い方は、ファイル名に書いている通り、「Ctrl + Shift + F1」 でヘルプを開けるのでそれを参照してもらった方がいいですが、一応ここに書いておきます。
・if
Alt + Shift + I
・else if
Ctrl + Alt + Shift + E
・else
Alt + Shift + E
・switch
Ctrl + Alt + Shift + S
・for
Alt + Shift + F
・while
Alt + Shift + W
・struct
Alt + Shift + T
・enum
Alt + Shift + Y
・class
Alt + Shift + U
・インデントスペースの登録
Ctrl + Shift + N
・インデントの出力
Ctrl + Shift + Enter
・先頭に1つのタブを追加
Ctrl + Shift + J
・1つのタブのスペース数を登録
Ctrl + Shift + Alt + K
・先頭の1つのタブスペースを削除
Ctrl + Shift + K
以上が全てのコードスニペット機能のショートカットキーになります。
基本的には、ifやswitch、whileなどをショートカットで書いてくれる機能となっています。
インデントスペースの登録は、「インデントの出力」のための機能になっていて、
インデントを出力するためにまずはタブ(スペース)を登録します。
その後に、「インデントの出力」でEnterが送信され、先頭に登録したタブ(スペース)をペーストします。これでインデントが再現できます。
「先頭に1つのタブを追加」と「先頭の1つのタブスペースを削除」というのは、ソースをコピーして貼り付けたときに段落の差があると思います。
その時に、この機能を用いれば、ボタン一つでタブを挿入したり削除した後に「Down」「Home」を送信してカーソルを下の行に落としてくれます。
削除する場合は、そのためにタブかスペースかを判断するために削除するためのスペース数を登録しなければいけません。
exeを起動させると、以下の画像のようにホットキーで条件さえ書けば後は自動で書いてくれます。
紹介は以上です。お疲れさまでした。
zipファイル
ahkファイルとexeファイルをまとめたzipファイルを添付しておきます。
CodeSnippet(forLowFuncEditor)_Help-CtrlShiftF1.zip
起動すると、下のタスクバーの右端に小さくアイコンで「H」の文字が出ます。
無いときは、下の画像のように上矢印をクリックして隠れているタスクを確認すればあると思います。
これは常駐起動している証になっていて、任意のキーを押しているかの判定を拾ってくれています。
なので、消したいときはその起動しているexeのアイコンの上にカーソルをかざして右クリックします。
すると、そこに「Exit」とあるのでそれをクリックすればexeが終了してくれます。
ダウンロードするときも、ブラウザから警告されますがマルウェアではないので大丈夫です。
PCのセキュリティソフトからも警告&マルウェア扱いを受けますが、全部スルーで大丈夫です。