今ではDirectX12が主流ではありますが、
開発のしやすさを求めて、1つバージョンを落としてDirectX11を学ぶ人が多いかと思います。
私もその一人なので、どんどん記事にしていこうと思います。
まずは、DX11導入の前にウィンドウを表示させるところからやってみます。
DX12と違って今回は細かくサンプルを作っていきますよ。
初期設定
実行環境は以下の通りです。
- IDE: Visual Studio 2019 Community
- OS: Windows10
Visual Studio を立ち上げてください。プロジェクトを作成します。
1.新しいプロジェクトの作成
2.Windows デスクトップ ウィザード
3.「プロジェクト名」の項目は” 0001_Window “にして、
「ソリューション名」の項目では” DirectX11_Sample “としておきます。
作成ボタンを押します。
4.「Windows デスクトップ ウィザード」のダイアログボックスが出ますので、
「アプリケーションの種類」の項目で “デスクトップ アプリケーション (.exe)”を選びましょう。
そして、「追加のオプション:」の項目で「空のプロジェクト」にチェックを入れます。
OKボタンを押します。
これらの順序を間違えてプロジェクトを作成してしまっても安心してください。
後で変更可能です。
また、今回の作例ではx86ではなく、x64としています。
これを確認するところは、プロパティダイアログで
「リンカー」→「詳細設定」の中にある「対象コンピューター」という項目で、
「MachineX64 (/MACHINE:X64)」が選ばれていたら大丈夫です。
あと、メイン画面の上で「Debug」になっていて、その横で「x64」となっていたらOK。↓
また、冒頭のプロジェクト作成で「コンソール アプリケーション (.exe)」を選んでしまった場合でも、以下でデスクトップアプリケーションに変更できます。
プロパティダイアログで、
「リンカー」→「システム」の中の「サブシステム」という項目で、
Windows (/SUBSYSTEM:WINDOWS)
に書き換えるor確認してください。
この変更をしないと、ビルドするときにエラーになります。
ここでの意味は、コンソールではなくウィンドウで出力しますということです。
ソースコード
それでは、以下がソースです。
ただ、一番最初の準備段階としてDirectX11を導入せず、ウィンドウだけを表示するプログラムとしています。
以下のソースをコピペするか、ダウンロードしてVisual Studio の「ソースファイル」に保存してください。
コピペするなら、
「ソースファイル」で右クリックして
「追加」→「新しい項目」で、「C++ ファイル」を選び、名前を” main.cpp “にして追加ボタンを押して作成してください。
ダウンロードなら、
同じく「ソースファイル」で右クリックして
「追加」→「既存の項目」で、main.cppを選択して追加してください。
以下のようになっていればOK。
以上で作成は完了です!!
ツールバーの「デバッグ」から「デバッグの開始(F5)」で実行できます。
画面にウィンドウのデフォルト背景である白い画面が表示できたら終わりです。お疲れさまでした。