MQL5は、MT5[Meta Trader 5]のインジケータまたはEA[Expert Advisor]を作成するためのプログラミング言語です。
MT5というのは、各FX業者が無料で配布しているロシア製の取引ソフトになります。
この取引プラットフォームを用いて、FXや商品先物、インデックス株などを売買するのですが、それをインジケータで売買判断の指標として用いたり、EAで完全自動化を行ったりすることができます。
昨今では、仮想通貨などでPythonを用いてAPIを使用しBotを作成するなど、自動売買などが頻繁に行われていますが、MT4, 5を使用しての売買もまだまだ主流です。
ですが、ほとんどの人たちは稼ぐことが難しくて撤退します(;^ω^)
MT5の前バージョンでMT4があるのですが、MT5の使い勝手が悪いとかでまだMT4の人気は衰えていません。
むしろ、MT4の方がやれることが豊富にあるので、MT5(MQL5)の開発者がMT4(MQL4)に寄せているまであります(笑)
ですが、MT4(MQL4)では使用バッファ数が「8個」までという制限があるので、
私はプログラムを組むうえではバッファ数の使用制限がないMT5(MQL5)を使うことをおススメします。(MQL4で組んでいるとバッファ数の制限という壁にぶち当たることになります。実際に筆者はそうなりましたww)
なので、最初からMT5(MQL5)を使いましょう。
ということで、この記事ではMT5を導入する上での準備を行います。
プログラムを組むうえでの準備段階として、MT5とMetaEditorというMQLをプログラム出来るエディターを用意します。
FX業者で新規口座開設
当サイトでは、FX業者の中では商品数が一番豊富で人気な「XM」という業者のMT5を使用します。
↓以下のバナーリンクでホームページに飛びます。
最初に口座を開設します。
そうしないと、MT5をダウンロードしてもログインできなければサーバにつなげられません。当然、売買取引もできません。
デモ口座でもリアル口座でもどちらでも構いませんので、口座登録してください。
下画像は上画像の右側のリアル口座を開設する場合の画面です。
個人情報を入力して、「取引プラットフォームタイプ」はMT5、「口座タイプ」はスタンダードでいいでしょう。
そして、ステップ2に進みます。
再度、詳細な個人情報を登録する必要があります。
「取引口座詳細」の項目では、「口座の基本通貨」はJPYに、「レバレッジ」は折角なので最大の1:888がいいです。
「口座ボーナス」も最大限に活用するために “はい、ボーナスの受け取りを希望します。” にしておいた方が資金を目一杯賭ける上では使えるので上級者にとってはおススメです。
初心者にとっては、トレードをする上ではこのボーナスはあまり意味を為しません。(普通は少額で賭けるので)※ボーナス分は出金できません。
「投資家情報」項目を入力して、パスワードを設定し、口座を開設です!!
MT5のダウンロード
口座開設できたら、下画像の上の項目に「プラットフォーム」がありますので、クリックします。
クリックした後に、色々出てきますので、そこで「PC対応MT5」を選びます。
画面遷移して、MT5の紹介画面になります。
下にスクロールすると、ダウンロードボタンがあるので、そこでダウンロードしてください。
「xmtrading5setup.exe」というセットアップがダウンロードされるので、
実行してMT5とMetaEditorをインストールします。
インストールが完了すると、
C:\Program Files\
上記のディレクトリ下に「XMTrading MT5」というフォルダが作成されているはずです。
このフォルダ内を見ると、「terminal64.exe」があります。
これがMT5なので起動してみてください。
と言っても、Windowsのスタート画面で追加されているはずですので、そちらでの実行でも構いません。
MT5のログイン
XMからメールでIDとパスワードが送られてくるので、
それでMT5ソフトでログインします。
最初にMT5を起動したときには、既存の口座へログインとかいう文言が出るので簡単にサーバを指定してログインできますが、再度口座を追加してサーバを指定し新しいIDとパスワードでログインするための方法を載せます。
まず、上の画像の左上の「ファイル(F)」から「デモ口座を開く(A)」をクリックします。
すると、下の画面が出てくるので、「Tradexfin Limited」が選択されている状態で「次へ」をクリック。
以下の画面が出てくるので、「既存の取引口座と接続する」の項目でログインIDとパスワード、サーバを指定して「完了」をクリックします。
これでサーバに接続されてMT5独特の音が鳴ったらOKです。
これで取引ができるようになりました。
これにより、次回からMT5画面左上の「ファイル(F)」から「取引口座にログイン(L)」で指定したいサーバを選択できるようになります。
MetaEditor
MT5が動かせるようになったら、MetaEditorの起動です。
これは、
C:\Program Files\XMTrading MT5
上記のディレクトリ下で「metaeditor64.exe」がありますので、これを実行します。
でも普通にWindowsのスタート画面で追加されているはずですので、そちらでの実行でも構いません。
上の画面が出てきたらOKです。
正常に動作することが確認できたので、次回からはこの「MetaEditor」を使ってMQL5でプログラミングしてインジケータなりEAなりを作成していきます。
MQLの特性
MQLはC++に似ていますが、C++ではありません。
ライブラリはあるけどMQL独自のライブラリであるし、構文が若干違う部分があります。
MQLでは主に独自の組み込み関数でプログラムを組んでいきます。
MQL4では問題ないのですが、MQL5では組み込み関数にバグがあったりします。(主にiHighestとかiが付くやつ)
そういうときは、他の組み込み関数で代替する必要があるのでプログラミングの難易度は少々高めです。
MQL5でプログラムを作成する場合は、コミュニティーやサンプル、リファレンスなどを活用しましょう。URLは以下です。
コミュニティーTOP: https://www.mql5.com/ja/about
サンプルコード: https://www.mql5.com/ja/code
MQL5リファレンス: https://www.mql5.com/ja/docs