Pythonとは、今最も注目を集めているプログラミング言語です。
その特長として、人工知能(機械学習や深層学習)などの最先端分野の開発にも使われている一方、文法が簡単に覚えられる、かつ限定的で決まった形式であるため、 プログラミング初心者の方でも取っつきやすい言語となっています。
プログラマー人口が増えてきている昨今では、この人工知能(AI)の分野に興味を持った方がPythonを初めに覚えようとする人は少なからずいると思います。
C/C++やJavaなどよりも簡単であるためそれは正解とも言えるでしょう。(難しいポインタなどもないですし。。)
この記事ではPythonを始めるための準備として、開発環境の紹介をしたいと思います。
Pythonのインストール
まず、以下のURLからPythonをインストールします。
https://www.python.org/downloads/
以下の画像になっているかと思います。
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最新はPython3.9になっていますが、
バグなんかが色々とあったり、対応していないライブラリとかがあるので、今は「Python3.7」のダウンロードがオススメです。
正確に言うと、「Python3.7.5」ですね。
ここら辺が万全かなと思います。PythonGUIのkivyとか使えますし。
下にスクロールしていって「Download」をクリックしてください。
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以下のページになっているので下にスクロールしてください。
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以下の画面になっているかと思います。
みなさんはWindowsの64bitのPCだと思いますので、「Windows x86-64 web-based installer」をクリックしてセットアップファイルをダウンロードてください。
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「python-3.7.5-amd64-webinstall.exe」をダウンロードできたら実行します。
以下の画面が現れたと思います。
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環境変数へ追加するために必ず「Add Python 3.7 to PATH」にチェックを入れて「Install Now」をクリックしてください。
これがないとpipインストールを使用するのに手動で設定する羽目になります。
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これでPythonのインストールは完了です!
Pythonが「C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Programs\Python\Python37\」にインストールされたことが確認できます。
おすすめPythonエディタ
Pythonを取り扱うにあたって以下のエディタ、IDE(統合開発環境)があるかと思います。
- IDLE
- Anaconda
- PyCharm
- Atom
- Eclipse
- Visual Studio
- VScode(Visual Studio Code)
筆者がオススメするのは「VScode」です。
前は「IDLE」や「Anaconda」を使っていたのですが、IDLEにはインデント処理でのバグがあったりインデントが分かりにくいといったり、Anacondaは不要なインポートをしたりしてexe化するのに重くなりすぎたりしてあまり使い勝手がよくありませんでした。
それから「VScode」に代えてみましたが他のIDEとは大違いでした。
Visual Studioみたいに編集機能が高度なのですが、何よりも軽いですし、色々な拡張機能も使えてMicrosoftさんには頭が下がります。
ということで、当サイトではPythonでの開発は「VScode」で行うことにします。
VScodeのインストール
VScodeをインストールするためには、下記のURLへアクセスしてセットアップファイルをダウンロードしてください。
Microsoft Azureホームページ:
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
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「今すぐダウンロード」とあるのでクリックしてダウンロード画面に遷移します。
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当サイトではWindowsを専門にプログラムを組んでいますので、
当然、こちらは左端の「Windows 7, 8, 10」をダウンロードします。
クリックするとダウンロードが開始されます。
保存したセットアップのexeファイルを実行すると、
インストーラが起動します。
「同意する」にチェックを入れて「次へ」をクリック。
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下画像のチェックは任意でお好みに合わせてチェックしてください。
「次へ」をクリック。
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「インストール」をクリックしてインストール処理が始まります。
終わるまで待ちましょう。
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インストールが完了したら、VScodeを起動したければ下画像のようにチェックをいれて、
「完了」をクリックします。
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以上でVScodeのインストールは完了です!
日本語設定
Visual Studio Code は最初はメニューなど全てが英語なので、日本語化します。
左メニューの一番下にあるアイコンをクリックします。
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拡張機能を検索するのですが、
その検索ボックスに追加したい機能を検索してインストールします。
「japan」と入力して下の候補に「Japan Language Pack for Visual Studio」と出ているのでクリックしてください。
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筆者はインストール済ですので「アンインストール」のボタンとなっていますが、
ここが「インストール」のボタンとなっていますので、クリックしてインストールしてください。
そのあと、「Restart Now」が右下のポップアップに表示されるので、そのボタンをクリックします。
すると、再起動されて日本語化が反映されていることを確認できると思います。
Python拡張パックのインストール
上の「日本語設定」と同じく、拡張機能検索で「python」と入力します。
すると、下の候補で「Python」と出てきますので、クリックします。
必ず正式な拡張パックをインストールしてください。
発行元は「ms-python.python」になります。
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筆者はインストール済ですので「アンインストール」のボタンとなっていますが、
ここが「インストール」のボタンとなっていますので、クリックしてインストールしてください。
これでPython開発の環境が整いました。
次回の記事からは筆者の愛用パッケージの紹介とPythonの構文に慣れていってもらうためのサンプルを紹介したいと思います。